2017年1月19日木曜日
仏教と「食」について
今週の課題:仏教と「食」について。
こんばんは。寒い日が続きますね。寒いと温かい食べ物や飲み物を好むようになりますね。
体温を上げて風邪をひかないように気を付けましょう。
ところで、皆さんはお蕎麦はお好きですか?
一説によると親鸞聖人はお蕎麦がお好きだったようです。
そのお蕎麦についてこんなお話があります。
親鸞聖人がまだ「範宴」という名で比叡山で修行をされていた頃、聖人は毎夜、京都の六角堂へ参籠するためにひそかに山をおりられ、明け方に戻られるということをされていたのですが、
あるとき、範宴が山をおりていることに気付いた師の慈鎮和尚は、ある夜、門下の弟子を呼び集め、一人一人の名前を呼び上げ、聖人の好きなおそばを振る舞った。
もちろん、範宴も返事をし、おそばを食べたという。
しかし、当然ながらその時間帯は参籠されていた聖人は覚えがない。
不思議に思っていると、同じく修行をしている他の僧侶たちに気付かれないように自身の姿を彫っておいた留守番役の坐像のお顔、口元におそばがついているのを発見。
聖人が彫った坐像が身代わりを務めてくれたとされています。
その坐像は「親鸞聖人そば喰いの像」として京都市東山区の法住寺に安置されています。
こちらが法住寺です。
そして「親鸞聖人そば喰いの像」です。
ちなみに、比叡山の無動寺谷大乗院にも「蕎麦食い木像」は安置されています。
どちらが本物かはさておき、ちょっと不思議なお話しですよね。
比叡山の無動寺谷大乗院
「蕎麦食い木像」
機会があれば参拝してみてください。
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